DS-600

概要

現在のオフィスではスキャナや複合機、ハードディスク、カメラなど、さまざまな種類のUSB機器を業務に利用しています。USBデバイスサーバは、このUSBケーブルをネットワークに変換することで、既存のUSBケーブル長の制約から解放し、機器の設置位置の自由度を向上できます。また、複数人で一つのUSB機器を簡単に共有することができるので、オフィス内に導入するUSB機器を最適化することができ、導入コスト削減も期待できます。

特長

高速化対応

USB3.0 SuperSpeedに対応。従来機より高速にデータ転送を実現できます。
ドキュメントスキャナなどのデータの転送量が多い機器の場合でも、USB3.0と本製品の組み合わせで、短時間でデータをネットワーク転送することができる為、業務効率の向上が期待できます。

強化されたセキュリティ

近年、オフィスネットワークのセキュリティの強化が進んでおり、内部ネットワークの不正侵入を防ぐ為の認証や、データの機密性を保持するために経路暗号化を行うニーズも増えています。
本製品では、これらのオフィスネットワークで必要とされる次の３つのセキュリティ機能について対応しています。

・IEEE 802.1X認証

IEEE 802.1X認証に対応しており、エンタープライズ認証が必要なネットワーク環境でも利用いただけます。
対応認証方式 ：EAP-TLS, PEAP(PEAPv0), EAP-TTLS

・データ暗号化(AES256bit)

ネットワークの経路上のデータ暗号化に対応。
秘匿性の高いデータでも安心してネットワーク転送いただけます。

・USB接続パスワード機能

USBポート毎にパスワードを設定可能。
特定のUSB機器に接続できるユーザーを管理することができます。

各種USB機器に特化した機能群

・アイソクロナス転送モードに対応

データ転送の連続的かつリアルタイム性を必要とするWebカメラやUSBスピーカなどのUSB機器もネットワーク環境で利用することができます。フルスピード及びハイスピードのどちらにも対応。

・Standard TCP/IP印刷（LPR/RAW）に対応

一般的に使用されているネットワーク印刷プロトコルである「Rawモード印刷」「LPR印刷」に対応しています。
本製品にプリンタを接続している場合は、プリントサーバとして利用することができます。

・NAS（Network Attached Storage）機能対応

USBハードディスク等のストレージをNASとしてご利用することができます。
特定のフォーマットのストレージを接続するだけで、NASとしてネットワークでご使用いただけます。
対応フォーマット : FAT12, FAT16, FAT32

・簡単設定

弊社ホームページから無償ダウンロード可能なソフトウェア「Device Server Setup」を使用すれば、画面上に表示される質問に答えていくだけで簡単に設定を行うことができます。

・ ECOモード

デバイスサーバを一定時間ご利用されていない場合、USBバスパワー給電をストップし、節電効果を得ることができます。利用再開時には自動的にUSBバスパワー給電が開始されます。

本製品の適用想定機器

ドキュメントスキャナ、複合機、ハードディスク、USBカメラ
※各機器への組込みをご検討の場合は、別途お問い合せください。

USBデバイスサーバとは?

USB機器を簡単にネットワーク対応させることができるUSB Virtual Link Technology®(USB仮想化技術)を利用するためのネットワーク機器です。
当社のUSB Virtual Link Technology®(USB仮想化技術)は、プリンタやスキャナ、ハードディスク、カードリーダなどの様々なUSB機器が、ネットワーク上で、あたかもUSBケーブルをつないでいるかのように利用できる技術です。これにより、複数人でUSB機器を共有したり、USB機器を離れた場所に設置して利用することができます。

SX Virtual Linkとは?

USB Virtual Link Technology®(USB仮想化技術)を利用するためのアプリケーションソフトウェアです。SX Virtual Linkを利用することで、USBデバイスサーバに接続したネットワーク上の任意のUSB機器を、パソコンからリモートでUSB接続できるようになります。

ネットワーク上の本製品および接続されたUSB機器を検索し、メイン画面に一覧表示します。
他のユーザが共有USB機器を使用中の場合、切断要求のメッセージを送信することができます。
USB機器に対してリモートで接続/切断等の操作ができます。