
概要
WM-100CLは、IEEE 802.11a/b/g/n/acの電波を測定し、現場の無線LAN環境を可視化するデバイスです。
収集した無線データはAMC Cloud®へアップロードされ、AMC Cloud®上で可視化できます。
WM-100CLは無線LANのデータ収集に加え、スペクトラム・アナライザ機能も搭載しています。これにより、無線LANとそれ以外の電波の両方を監視できます。無線LANではない無線ノイズの影響で無線通信が阻害される原因を切り分けられます。
WM-100CLが収集した無線データは、AMC Cloud®上で分析され、無線が不安定になっていることをいち早くとらえます。無線が不安定になっている場合、サイレックスの知見と経験によるわかりやすい対策案が提示されますので、工場・倉庫などでのダウンタイムの削減や無線の専門家に対策を依頼するといったコストの削減も可能です。
工場・倉庫といった特殊な環境において、常に変化する無線LAN環境を監視することにより、通信環境の保全をサポートします。

特長
現場の無線LANを常に可視化
WM-100CLが収集したデータは、インターネット接続を通じてAMC Cloud®に送信されます。遠隔から現場の無線LANの状況を可視化できます。
不安定な無線LAN環境にわかりやすい対策案を提示
収集した無線LANデータは、AMC Cloud®上で分析されます。無線環境に問題が発生した場合に、分析されたデータから最適な対策案をAMC Cloud®に表示します。
無線に障害が発生していても解決方法がわからない、そもそも無線が難しくてわからないという場合でも、AMC Cloud®でわかりやすく提示します。
過去の無線状態をトレース可能
収集した無線LANデータはAMC Cloud®に蓄積されます。過去の無線帯域情報、機器の電波強度等をトレース可能です。
スペクトルデータの表示
2.4GHz帯、5GHz帯の電波の成分を分析し、グラフ表示します。さらに、無線LANフレームを除去したグラフも表示できます。
無線LAN環境の解析
無線帯域ごとに情報を表示します。これにより、管理外アクセスポイントやテザリング機器を発見したり、空いている無線チャネルを確認できます。
関連製品
型番 | WM-100CL |
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有線LANインタフェース | RJ-45 x3 (内、x1が802.3af PoE対応) 10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T(自動認識) |
無線LANインタフェース | IEEE 802.11a/b/g/n/ac Monitor Mode x2 ■2.4GHz:Channel:1~13 ■5GHz:Channel:36~48, 52~64, 100~140 |
デバイスインタフェース | USB x2(USB2.0 Hi-Speed Type-A)※1, 2 |
スイッチ | プッシュスイッチ x1 DIPスイッチ x4 |
LED | 本体 x8 RJ-45 x6 |
動作環境条件 | 温度条件:0~+40℃ 湿度条件:20~80%RH(結露なきこと) |
保存環境条件 | 温度条件:-10~+50℃ 湿度条件:20~90%RH(結露なきこと) |
電源 | ACアダプタ 100-240V 50/60Hz |
最大消費電力 | 10.56W(DC12V 0.88A) USBバスパワーを除く※3 |
外形寸法 | 200×158.5×30mm(本体のみ、突起物除く) |
重量 | 約530g (本体のみ) |
同梱物 | 本体、ACアダプタ、ACコード、アンテナ(6本)、GPLお知らせシート |
各種取得規格 | VCCI Class A、RoHS |
保証期間 | 5年 |
JANコード | 4944406006340 |
注釈 | ※1:バスパワーの供給電流は500mAとなります。 ※2:使用可能なポートはUSB1のみです。USB1にストレージを挿入して、収集した無線LANフレームを保存することが可能です。 ※3:ACアダプタが付属しているUSB機器を動作させる際には、安定した動作環境を得るためにACアダプタのご利用を推奨いたします。 |
記載された社名及び製品名は各社の登録商標または商標です。
改良のため、予告なく仕様を変更することがあります。
関連動画:AMC Cloud®
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