概要
本製品は、産業・医療用途で多数の量産実績のあるプラットフォームを使ったアプリケーション組込み用開発キットです。
対応ネットワーク機器開発において、大きな障害となるハードウェア開発やドライバを含むソフトウェア開発コストを極小化し、スピーディな市場投入を実現します。
特長
量産製品・サービスへの適応
本製品は、お客様で開発したアプリケーションの追加や量産サービスに投入をいただくことを可能にする製品です。
お客様アプリケーションを含んだ形での完成品製造委託やインタフェース拡張等のご相談につきましても柔軟に対応致します。
各種クラウド接続機能サポート
IoTサービスの構築に不可欠なクラウド機能を標準でサポートしていますので、稼働データの見える化や遠隔監視、予知保全等のIoTサービスをスピーディに実現することができます。
センサ・デバイス向けプログラミング言語サポート
Python等のプログラミング言語により、温湿度・気圧といったセンサやBLEビーコン、デバイスからのステータス情報の収集・解析を容易にします。
選べる2タイプの量産ハードウェア
本製品では、仕様の異なるハードウェアを2 タイプ用意しています。
接続するデバイスに合わせて選択いただきます。
仕様
型番 | LB-100AN |
---|---|
有線LANインタフェース | RJ-45:×1 10Base-T / 100Base-TX / 1000Base-T(自動認識) |
無線LANインタフェース | IEEE 802.11a/b/g/n 2Tx2R ■2.4GHz:Channel:1~13ch ■5GHz:Channel:36~48・52~64・100~140ch |
デバイスインタフェース | USB:×1 (USB2.0 Hi-Speed Type-A) シリアル:×2 (UART:内部デバック用4pin、RS-232C:外部5pin) |
スイッチ | プッシュスイッチ:×1 |
LED | 本体:×3 RJ-45:×2 |
動作環境条件 | 温度条件:0~+40℃ 湿度条件:20~80%RH(結露なきこと) |
保存環境条件 | 温度条件:-10~+50℃ 湿度条件:20~90%RH(結露なきこと) |
電源 | ACアダプタ 100-240V(動作電圧:5V) |
外形寸法 | 約100×100×25.5mm(本体のみ、突起物除く) |
重量 | 約118g(本体のみ) |
同梱物 | 本体、ACアダプタ、GPLお知らせシート、ケース取り外し手順書 |
各種取得規格 | VCCI Class B、FCC Class B、ICES Class B、RoHS |
CPU | Marvell社製 Armada 370 (800MHz) |
メモリ | ROM:SPI Flash ROM 32Mbyte RAM:DDR3 Memory 128Mbyte MMC:eMMC 4Gbyte (MLC) |
搭載OS | Linux |
保証期間 | 1年 |
標準価格 | オープン価格※ (2024年7月1日改定) |
注釈 | ※ 本体と開発キットは別売です。本体に開発キットは含まれていません。 量産価格については、所要台数やカスタマイズ内容に応じて個別でのお見積りとなります。 開発キット提供にあたっては、別途個別でライセンス契約が必要となります。開発キットには、開発環境・開発ドキュメントが含まれます。 |
記載された社名及び製品名は各社の登録商標または商標です。
改良のため、予告なく仕様を変更することがあります。
価格
品名 | 価格 |
---|---|
LB-100AN | オープン価格 (2024年7月1日改定) |
LB-110AN | オープン価格 (2024年7月1日改定) |
オプション品(別売)
品名 | 詳細 | 価格 |
---|---|---|
RS-232C シリアルケーブル | 5pin - D-sub 9pin変換ケーブル (ケーブル長1.5m) |
¥ 2,300(税別) |
Bracket Type Ⅵ | 壁掛けブラケット | ¥ 3,500(税別) |
LB-100AN/110AN開発環境 提供物一覧
下記一式をDVD ディスクにて提供します。
ソフトウェア機能仕様書 | ファームウェアの機能仕様書 |
---|---|
無線LANドライバ仕様書 | 無線ドライバの機能仕様書 |
開発手順マニュアル | 開発環境の作成、コンパイル方法等の手順書 |
ファームウェア(バイナリ) | 標準状態のファームウェア |
ファームウェア(ソースコード) | ファームウェアのソースコード一式 |
Kii Cloud利用手順 | Kii Cloudゲートウェイの組込み手順 |
Kii Cloudバッチ | Kii Cloudゲートウェイを組込むためのバッチファイル |
Linux仮想マシン | ファームウェアをコンパイルするためのLinux環境 ※ Linux仮想マシンを動作させるための実行環境はお客様にて準備が必要です |
外観仕様
※製品のデザインおよび仕様は、予告なく変更することがあります