
ブログ(Wirelessのおと)
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無線 LAN が目指すもの(4.5)
ブログ今回は番外編です。
802.11ad 無線LANが目指すもの
前回 WiMax に触れたとき、2000 年代初頭の「ラスト・ワンマイル」問題を取り上げました。結局 ADSL の一人勝ちという形でこの問題は幕を閉じたのですが、この問題に挑んだ技術の中には忘れ難いユニークなものもありました。ここではその幾つかを紹介したいと思います。鬼が出るか蛇が出るか、それは本文を見てのお楽しみ...。 -
無線屋さんのおしごと(4)
ブログ仕様だとか規格だとか堅苦しい話が続いておりますが、このシリーズも今回で一旦仕切りとします。もう少しだけお付き合いくださいませ。
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無線屋さんのおしごと(3)
ブログ前回・前々回と「無線 LAN はチップ買ってきて基盤に貼り付けてドライバ入れれば動く、というものでもない」という話をしてきました。しかしこういう話をすると「じゃあ、何をどうすれば『動く』と言いきれるの?」という疑問が出るかも知れません。あるいは「いやしくも国際工業標準規格にのっとって作られている筈の製品に、相性だの互換性問題だのがあるなんて、そんなの何か間違っている」と思われるかも知れません。
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無線屋さんのおしごと(2)
ブログさて前回、「組込み機器の無線LAN対応」というテーマについて、主にハードウェア面から見た我々サイレックスの「お仕事」を紹介致しました。今回は第二弾として、ソフトウェア面から見た「無線屋さんのおしごと」を紹介致します。
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無線屋さんのおしごと(1)
ブログ我々サイレックス・テクノロジーは、無線LAN製品の開発販売を行っています。詳しくいえば、「組込み機器の無線LAN対応」、すなわち、パソコン以外のマイクロコンピュータ応用機器に無線機能を組込む、というところに企業価値を主張しています。
しかし、それは具体的にどのような作業なのでしょうか。 単純に考えれば、パソコンも組込み機器もマイコン応用機器の一種に過ぎないのですから、必要な作業は同じはずです。 すなわち、チップメーカから購入した無線LANのチップを基盤に実装し、メーカから提供されている(あるいはオープンソースの)ドライバをファームウェアに組込めば、無線LAN機能なんてすぐに動くようにも思います。
一体なぜそうならないのか、なぜ我々のような「無線組込み屋」という稼業が成り立つのか、ここではそういった話を進めてゆきたいと思います。