サイレックスの広報ブログ
新製品情報、製品発表会・展示会などのイベント情報、決算のポイントや近況など、もっと深くサイレックスのことを知っていただくために広報担当者からさまざまな情報をお届けします。
IoT Technology 2015/IoT総合技術展
こんにちは。silexブログ テクニカル担当です。
2015年11月18日(水)~ 20日(金)の間、パシフィコ横浜にて開催されました「IoT Technology 2015/IoT総合技術展」のQualcommブースに、当社無線LANモジュールを展示させて頂きました。
「IoT Technology 2015/IoT総合技術展」は、組込み総合技術展(ET2015)と同時開催の展示会でIoTの最新ソリューションを体感できる展示会として今年初めての開催で、Qualcommブースでは、機器相互接続フレームワーク「Alljoyn」をテーマにした、IoTに向けたさまざまな製品を紹介しています。
その中で、silexの出展コーナーでは、SDIO インタフェースの無線LANモジュールの展示と共に、Qualcomm Atheros社製「QCA4004」による、低消費電力型TCP/IPスタック内蔵無線LANモジュール「SX-ULPAN」を使いました、Wi-Fiによるセンサーの遠隔監視デモをご紹介しています。




その中で、silexの出展コーナーでは、SDIO インタフェースの無線LANモジュールの展示と共に、Qualcomm Atheros社製「QCA4004」による、低消費電力型TCP/IPスタック内蔵無線LANモジュール「SX-ULPAN」を使いました、Wi-Fiによるセンサーの遠隔監視デモをご紹介しています。


デモ構成は下記の通り、マイコン制御で5種のセンサーデータを取得すると同時に、クラウドに送信・蓄積させ、クラウド上に蓄積されたデータをタブレットで遠隔監視すると言うもので、
MCU: Freescale社 K22F
クラウド: Kii社
センサー: 温度・湿度・気圧・照度・人感
を使用しています。
今までは、マイコンで動作する製品を無線化(Wi-Fi化)させることは非常に難しく、サイズや消費電力、インタフェース等のハードウェア的課題から、無線LANドライバやTCP/IPプロトコルスタックと言ったソフトウェアに依る、各種リソース課題を克服しなければなりませんでしたが、今回のSX-ULPANでは20×15mmと超小型で、かつ、低消費電力である上、無線LAN DriverやTCP/IPプロトコルスタックの多くがオフロードされMCUへの負担が軽減されておりますので、マイコンを使った製品のWi-Fi化や今回のデモのような、クラウド連携も実現できるようになります。

2020年には全世界で数十億や数百億規模と言われる機器のIoT化が進むと予測されていますが、それには、今までNetworkとは無縁であった機器に対してWi-Fi化・Network化、クラウド連携が重要となって参ります。その際、弊社製品が、センサーのマルチ化や遠隔制御、映像・音声伝送、IP Network上の機器連携と言ったWi-Fi部分で何かお手伝いができればと思います。
みなさんの製品をNetwork化・無線化(Wi-Fi化)してみませんか?

