サイレックス、産業・医療現場の切れない無線空間を実現するプラットフォーム「AMC Cloud®」を開発
- 3月29日から無線環境監視とトラブル解決のクラウドサービスを提供開始 -
確実な接続性を提供するワイヤレス・テクノロジーのグローバルリーダーであるサイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、産業・医療現場の無線環境を可視化し、現場責任者の管理負荷とシステムやネットワークのダウンタイムを削減するクラウドサービス「AMC Cloud」を、2024年3月29日より開始します。
AMC Cloud サービス概要
■背景
産業や医療現場において、無線LANの問題は深刻です。現場責任者はシステムやネットワーク問題の原因を特定し、解決するために多くの時間を費やしています。
AMC Cloudは、無線環境サーベイデバイス「WM-100CL」と連携することで、産業や医療現場の無線環境を常時監視します。通信に関する問題が発生した場合、自動的に原因と解決策を提示し、迅速な解決をサポートします。さらに、サイレックス製のアクセスポイントや無線子機をAMC Cloudに追加で接続することで、無線環境からの情報量が増え、効果的な無線環境監視が可能となります。
■AMC Cloudの特長
- 無線環境の把握と遠隔管理
AMC Cloudでは、サーベイデバイス WM-100CLと連携し、無線環境から以下の情報を収集することで、遠隔から管理することができ、現場責任者の無線LANの問題解決に貢献します。
- 無線電波強度の情報(ヒートマップで表示)
- 稼働しているアクセスポイントの情報
- Wi-Fi以外のノイズの情報
- 各チャネルの帯域使用率、エラーフレーム率、再送フレーム率の情報
- 接続トラブル発生アラート/解決提案
AMC Cloudでは、課題発生時に次のような手順で無線接続トラブルの解決に貢献します。
- トラブル発生時のアラート通知をメールで自動配信、管理者は現場からの報告を待つことなく課題を把握
- アラート通知と同時にサイレックスの技術やノウハウに基づいた分かりやすい解決策を提案、迅速な一次対応が可能
- 無線環境の変化や接続履歴を記録する。管理者は過去に遡って解析し、根本的な対策で再発の防止が可能
- サイレックスの無線機器を追加で管理することでより強固な「切れない無線空間」を実現
AMC Cloudは、サイレックス製アクセスポイントや無線子機を監視対象とすることにより、機器の通信に関する情報を追加で収集することができ、より有効な無線環境監視と管理が可能です。
- アクセスポイントや子機の送受信データ量
- アクセスポイントの送信レートや受信レート
- 子機がどのタイミングでどのアクセスポイントにローミングしているかといった時系列情報
■利用料金
- AMC Cloud基本プランには、AMC Cloud 1契約、サーベイデバイス WM-100CL 1台が含まれます。
- AMC Cloudの概要、機能、利用料金については、AMC Cloudサービスページをご確認ください。
- 2024年6月まで無償トライアルを受け付け中です。※無償トライアルには、一定の条件が必要です。
■今後の展望
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サイレックス・テクノロジーについて
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、ハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。医療・産業分野のお客様の機器やシステムに、安全で信頼性の高いワイヤレス技術と組込みノウハウを用いて確実な接続性をもつ無線環境を構築する製品とサービスを提供し、「切れない無線空間」の創造を通じて、最上の個客体験を実現します。北米・欧州・中国・インドの各国拠点を通じて、海外パートナーとの連携や新市場開拓などグローバルなビジネス展開を行っています。設計・開発から生産・品質保証までの一連のプロセスを「けいはんな本社」で統轄することで品質基準を厳格に保つと同時に、海外各国拠点と連携した開発体制のもと、地域ごとの多様な顧客ニーズに応え、現地でのカスタムエンジニアリングにも対応しています。
AMC Cloudは日本国におけるサイレックス・テクノロジー株式会社の登録商標です。記載されている会社および製品名は、各社の商標または登録商標です。