繊維工場

産業用無線APによる海外繋がる工場の無線対応

アジアに広く展開する繊維工場

かつては日本の独壇場だった繊維製造業ですが、主戦場は完全にアジアに移っています。
それでも日本の繊維機械はこの市場でも高いプレゼンスを保ち、日本の代表的な輸出産業の一つに育っています。
繊維工場の現場では、かつての伝統的な手工業産業も機械化が進み、自動化・省力化の流れが押し寄せています。
この時、一般のオフィスよりもはるかに広大な工場に、所狭しとならぶ繊維機械からいかにリアルタイムに、効率的に情報を集め、必要なメンテナンスを行うかが生産性のカギを握ります。

技術的課題とサイレックスのソリューション

工場 イメージ

工場環境への対応

通常の無線アクセスポイントが利用されるオフィス環境と異なり工場内では粉塵や腐食ガス、各種障害物、また取付方法などへの配慮が必要となります。

AP-415ANは内蔵アンテナ採用による突起部の無い外観デザインを採用。機械への取付を考慮した専用スタンドによる外部インタフェースの保護やスマートなケーブルの取り回しによる設置作業の効率化を実現。また電気ノイズ対策としての絶縁処理や腐食ガスコーティングを内蔵基板に実施することで長期間の稼働に耐えるネットワーク機器として安心してご利用頂いています。

無線通信 イメージ

広範囲で信頼性の高い無線通信

工場のフロアは通常のオフィスよりはるかに広く、数百m四方のエリアにまたがって機械が設置されています。このような広範囲にわたる無線ネットワークにおいては通信距離の確保はもちろん、通信障害時の迂回対応なども通信インフラとして必要となります。

AP-415ANでは無線通信を延長するためのWDS(Wireless Distribution System)を採用。これをサイレックス独自の技術で拡張した動的WDS機能として搭載することで、通信距離の延長と通常のWDSでは対応できない"無線AP障害時の自動迂回通信"にも対応しました。これにより安定的な無線LAN利用だけでなく、導入時の設定自動化※1も実現。無線LAN特有の導入・運用ハードルを大きく下げることができました。

※1 無線強度や通信ホップ数により自動的にWDSネットワークを構築します。

ワールドワイド イメージ

海外対応

無線LAN製品は無線を利用する機器である以上、海外利用においては各国の認可を取得する必要があります。海外で販売されている無線アクセスポイントを現地購入し利用するという方法もありますが、その場合各製品固有の機能・性能を機械メーカ保守・IT部門の担当者が把握し運用設定からトラブル対応するのは非常に手間のかかる作業となります。

サイレックスでは自社無線モジュールを使ってアクセスポイントを開発しており、また海外認可取得についての多くの経験を持っています。本アクセスポイントは日・米・欧・中・印といった主要地域はもちろん、繊維機械市場特有のインドネシア、ベトナム、バングラディッシュといった地域にも対応。ワールドワイド※2に一元対応できる無線アクセスポイントとして提供されることで、導入・保守サポートの効率化に役立っています。

※2 専用ツールによる無線LAN国コードの書き換えが必要です。

海外工場や工場ごとに異なる環境にも対応した製品作り

無線LAN機器を工場で使うにあたっては、一般のオフィス環境と大きく異なるため、様々な対応を考慮した製品を選択する必要があります。
サイレックスは工場のIoT対応にあたり、海外での利用を想定した認可対応、粉塵、腐食ガス、各種障害物、温湿度など各工場内の特殊な環境にも考慮した製品作りを行っています。
産業機械メーカに対しては、無線対応のための作業に煩わされることなく自社製品・機械の開発に集中できるように提案していきます。