高速画像伝送
高速画像伝送とは

画像や動画を高速に伝送する際、重要な要素として、画素数と画素に対する色情報があります。動画の場合は、更にフレームレートが追加されますし、表示する側の都合もあります。昨今の画素数は4K/8Kとなり、人の目では識別できなくても、拡大して確認する場合は高精細に越したことはありません。
高速画像伝送には様々な技術が利用されています。その中でも、低遅延であることと、同期を取ることは欠かすことのできない技術になります。
サイレックスの画像伝送技術
動画と音声との同期
リップシンク(Lipsync)と呼ばれる言葉があります。動画再生と音声再生との同期を確認することに使われてきました。受信した動画と音声との同期が取れていない場合、動画を見ている人は違和感を感じるため、一つのバロメータとして使われています。古来は、動画コーデックと音声コーデックに様々な組み合わせが有り、合わせ込むにも大きな労力を払ってきました。
実際の作業としては、タイミングの合わせ込みと、タイムスケジュールの調整になります。サイレックスでは、これまでの経験と実績から、親機と子機との間で、簡単に同期が取れるように、様々な工夫を盛り込んでいます。
コーデック搭載製品での経験
様々な動画コーデックが目まぐるしく現れては、消えていきました。しかし、これまでの経験から言うならば、圧縮性能や変換速度が優れていても、多数で利用されるコーデックになっておりません。これは、コーデックだけで成り立っていないことを示しています。対応するブラウザや製品が関係しています。ここにも、過去の歴史や今後の進む方向の予測などといった経験がないと、製品化が難しいと考えています。サイレックスでは高速伝送に15年間近くの取組んできた経験が、製品に役立っています。
多数同時接続での時刻同期
多数の機器を同時接続する場合は、恵まれた開発環境と異なることが多く、実際に設置してからのトラブルも往々にしてあります。例えば、時刻サーバと通信ができない時でも、子機間で時刻同期を取り、画像を伝送することが可能です。
我々の目指す社会
我々が日常に発信するメディア中心は、文字から写真へ、そして映像に代わってきました。世の中のコンテンツも大きく変わりました。ファイルサイズも大きくなり、通信量も大きく増えました。このマルチメディア社会は、より臨場感があり、伝わりやすい方向に変化し続けています。
サイレックスでは、様々な技術を用いて、皆さまや世の中にお役に立てる製品作りに励んで参ります。