無線チャネル監視と制御

チャネル監視と制御

無線枯渇問題へ取り組むサイレックス

無線LAN普及により、さまざまな機器が無線化を進めていますが、その一方で、利用可能なチャネルを使い切り、枯渇するという新たな問題を生んでいます。チャネル枯渇問題は、産業医療の用途に限らずIoT分野でも問題となりつつあります。ここでは、チャネル枯渇問題に対応するための監視・制御への取り組みをご紹介します。

医療機器 イメージ

産業医療分野が直面する無線化への壁

日本国内では、無線LANで使用可能なチャネルは、2.4GHz帯で14のチャネル、5GHzは19のチャネルが利用可能となっています。
一つの場所で扱う無線チャネル数としては十分すぎるように見えますが、実際、病院や工場の中では、全体が最適化されないままに別々のシステム用の無線機器が次々に導入されていくケースや、広い建物の全域をカバーし無線LANシステムが障害を起こさないように、複数のチャネルに分けた結果、空きがなくなるケースなど、無線LANの導入段階で難題が発生しています。

新規格追従への懸念

もし、うまく導入できたとしても、無線LANの進化とともに(11n→11ac→11axへと変化する中で)、チャネルボンディング機能によって、 1システム1チャネルで済んでいたものが1システム4チャネルを消費してしまい、利用可能チャネル数が1/2~1/4に減少してしまう現象や、5GHz帯の実装に必須であるW53/W56帯で併用されている衛星や気象レーダを回避するためのDFS機能により地域によっては利用できない現象、周辺の住宅や公衆無線LANからの電波干渉を受ける為、チャネルが取れない等の問題があり、人の手で無線LANを管理していくことが徐々に難しくなってきています。

サイレックスが取り組むチャネル枯渇へのアプローチ

当社では、このような枯渇問題に対して、総務省・NICT(National Institute of Information and Communications Technology; 情報通信研究機構)主導で進められております挟空間での無線利用に関する実験への参加や無線環境の見える化と共に、

  • メッシュ技術開発
  • 狭域アンテナ開発
  • チャネル分割技術開発
  • 無線環境監視技術
  • 無線自動制御技術
  • 920MHz(11ah)
  • 60GHz(11ad)モジュール開発

等の次世代無線ネットワークの実現に向けた取り組みを積極的に進めておりますので、今後、産業医療等の業務用途でのチャネル枯渇問題にご提案してまいります。