「切れない無線」の追求

サイレックスの切れない無線への取り組み

Absolutely Must Connect 技術への探求

無線LAN(Wi-Fi)は、約15年の間に、IEEE 802.11a/b/g/nから、11ac/11ad/11axへと日々進歩し続けています。近年、モバイルやIoT化の流れと交わり、誰もがワイヤレス(ケーブルレス化)の恩恵を受け、働き方や生活スタイルにまで大きな影響・変化を与えています。この波は、業務用途にも及んでおり、無線LANはもはや無くてはならない存在です。
しかし一方で、産業・医療・商業の市場においては、無線通信に対して有線並みの通信品質(接続性・安定性等)を必要とする場合があり、一般市場で流通しているコンシューマ向け無線LAN機器では実現の難しい、業務用途向けの「切れない無線」ソリューションが必要となっています。

問題 イメージ

無線は「切れるもの」

ここ数年無線LAN対応端末の急増により、「急にMailが取れない」、「動画などのダウンロードに時間がかかる」、「APに繋がらない」と言った事象が発生しています。大半のユーザは、このような事象が発生したとしても、無線はそういうもの(切れるもの)として、諦めるまたは安定を待ったり、携帯端末を再起動したり、場所を変えたり等々、試行錯誤し通信を続ける為の行動が無意識で行われています。
しかし、産業分野においては、上記問題を起こすことは決して許されませんので、サイトサーベイを定期的・入念に行ったり、クリティカルなエリアには専用チャネルを用意したり、920MHzやLTE帯を併用したりと様々な機器やサービスを止めないための工夫が常に行われています。
ただ、それら工夫も、多台数機器化やチャネル干渉、周辺地域やテザリングによる外乱・障害物による通信不安定化等々、問題は後を絶たないのが現状です。

「できるだけ切らない技術」と「切れたと感じさせない技術」

「切れない無線」への探求

この現状に対して、当社では、「無線は切れるもの」とした上で、無線通信を安定的に行うための「できるだけ切らない技術」と切れたとしても切れている時間を最小限に抑える「切れたと感じさせない技術」の2つの技術的なアプローチを開発し、効果的に組み合わせる事で、ダウンタイムを極小化し、システムやサービス上から見た場合、切れない無線環境、産業機器・システムの安定動作を目指しています。

できるだけ切らない・切れたと感じさせない

10年以上に渡る無線モジュール・ドライバ開発技術とノウハウ、 Qualcomm Atherosとのリレーションによって、当社が進めているアプローチとしては下記のものがあります。これらを様々なお客様のお困りごとに合わせ、効果的な組み合わせをご提案しております。

■できるだけ切らない技術

アンテナ最適化、高速ローミング、高速接続、冗長化(メッシュ)、低遅延伝送・時刻同期、高速転送等々…

■切れたと感じさせない技術

無線の見える化、サイトサーベイ、自動解析/制御、位置検知、遠隔操作等々…