ウイルスバスター2008でのファイアウォール例外登録について

ご使用いただいておりますパソコンにウイルスバスター2008がインストールされている場合には、デフォルトのファイアウォール設定のままではSX Virtual Link(または PRICOM USB Utility)での弊社製品への通信が遮断されてしまい、製品の検索、接続できない現象が発生します。
この場合には、ウイルスバスター2008にファイアウォールの例外登録を行うことにより問題を回避することが可能です。

以下に、ウイルスバスター2008でファイアウォールの例外登録を行う方法について記載いたします。

登録方法は自動登録、または手動登録のどちらかとなります。

自動登録方法

(1)ウイルスバスター2008ワーニング

ウイルスバスター2008ワーニング

ウイルスバスター2008のパーソナルファイアウォールが有効となっているパソコンで、 SX Virtual Link(または PRICOM USB Utility)を起動し、USBデバイスに接続を行うと、上記のワーニングが2回表示されます。
それぞれ「詳細を表示」をクリックしてください

(2)ワーニング詳細

ワーニング詳細1ワーニング詳細2

詳細情報を確認し、以下の情報と一致する場合は「許可」をクリックしてください。

ソフトウェア:システムプログラム
危険度:不審

  • ポート:19540
  • プロトコル:UDP
  • 接続先IPアドレス:プリントサーバのIPアドレス

ソフトウェア:システムプログラム
危険度:不審

  • ポート:19540
  • プロトコル:TCP
  • 接続先IPアドレス:プリントサーバのIPアドレス

※自動登録された内容は、パーソナルファイアウォール例外ルール(プログラム)内に「システムプログラム」という名前で登録されます。

手動登録方法

(1)ウイルスバスター2008の設定画面表示

メイン画面起動

パソコン上に常駐しているウイルスバスター2008の常駐アイコンを右クリックし、 「メイン画面を起動」を選択し、ウイルスバスター2008の設定画面を表示させてください。

(2)メイン画面の起動

メイン画面

ウイルスバスター2008の設定画面より、「不正進入対策/ネットワーク管理」をクリックしてください。

(3)パーソナルファイアウォール設定画面表示

パーソナルファイアウォール設定画面

パーソナルファイアウォールの現在のプロファイルを確認し、「設定」をクリックしてください。

(4)パーソナルファイアウォールのプロファイル設定

パーソナルファイアウォールのプロファイル設定

「詳細設定」をクリックしてください。

(5)例外ルール(プログラム)の追加

例外ルール

「例外ルール(プログラム)」のタブを選択し、一覧から「HTTPストリーミング UPnP」を選択して、「編集」をクリックしてください。

(6)例外ルールの追加編集

例外ルールの追加編集

対象:「システムプログラム」、設定:「詳細設定」になっていることを確認し、「追加」をクリックして、 以下の2つのルールを追加してください。

  • TCP 19540ポート(送信)の除外
  • UDP 19540ポート(受信)の除外
送信パケットの除外
SXUPTP Driver(プロトコル)の送信パケットの除外
方向 「送信」にチェックを入れてください。
処理 「許可」にチェックを入れてください。
プロトコル(P) 「TCP」を選択してください。
ポート 「指定のポート(E)」にチェックを入れ、「19540」と入力してください。
タイプ(Y) 「すべてのIPアドレス」を選択してください。

上記の各項目の入力を行い、「OK」をクリックすることで例外ルールの追加が行われます。

受信パケットの除外
SXUPTP Driver(プロトコル)の受信パケットの除外
方向 「受信」にチェックを入れてください。
処理 「許可」にチェックを入れてください。
プロトコル(P) 「UDP」を選択してください。
ポート 「指定のポート(E)」にチェックを入れ、「19540」と入力してください。
タイプ(Y) 「すべてのIPアドレス」を選択してください。

上記の各項目の入力を行い、「OK」をクリックすることで例外ルールの追加が行われます。

(7)例外ルール(プロトコル)の追加確認

例外ルール(プロトコル)の追加確認

上記で登録した内容が一覧に追加されていることを確認し、「OK」をクリックしてください。

(8)例外ルール(プログラム)の追加確認

例外ルール(プログラム)の追加確認

「OK」をクリックしてください。

(9)登録した例外ルールの適用

登録した例外ルール

セキュリティレベルの画面に戻りましたら「OK」をクリックしてください。
ファイアウォール設定を有効にしていただければ例外登録の作業は終了です。

ファイアウォールの例外登録後にSX Virtual Link(または PRICOM USB Utility)での弊社製品の検索、接続が可能になります。