ネットワーク関連

SX-ND-4350WANで無線LAN子機機能を使用する設定
本製品を、既存の無線LANアクセスポイントに無線LAN子機として設定し、無線LANに接続、画像転送機能を使用することができます。

事前に、既存の無線LANアクセスポイントに無線LAN子機として接続するための設定やセキュリティ情報、本製品に設定するIPアドレス等のネットワーク情報を収集します。

    以下の無線LANの設定に関する情報を収集します。
    SSID 無線LANアクセスポイントの識別名
    用途により複数のSSIDを用意されていることがあります。
    ネットワーク認証 無線LANアクセスポイントと接続する際の認証方式
    ”WPA2-PSK”がセキュリティに優れるため、利用が多いです。
    本製品が無線LAN子機として利用できるのは以下になります。
    Open暗号化しない、WEPで暗号化
    SharedWEPで暗号化に使用されることあり
    WPA-PSKTKIP/AES/AUTOで暗号化
    WPA2-PSKAES/AUTOで暗号化
    WPA/WPA2-PSKTKIP/AES/AUTOで暗号化
    暗号化方式 データを暗号化する方法
    ネットワーク認証で”WPA2-PSK”の利用が多いため、”AES”の利用が多いです。本製品は、以下が利用できます。
    WEPセキュリティ問題がある方式
    TKIP主にWPAで利用された方式
    AESWPA2で利用される方式
    AUTOTKIP/AESで暗号化
    暗号キー・共有キー データを暗号化する際のキーワード
    WEP5桁もしくは13桁の英数文字列か、10桁もしくは26桁の16進数
    TKIP/AES8~63文字の英数文字列か、64桁の16進数

    以下の無線LANのセキュリティに関する情報を収集します。
    IEEE802.1X認証 高度なセキュリティが確保できます。
    現時点、本製品は未対応です。
    MACアドレスフィルタリング 無線LANアクセスポイントに、無線LAN子機のMACアドレスを登録したものだけ無線LAN通信ができます。
    本製品のMACアドレスを登録する必要があります。
    プライバシーセパレータ 無線LAN子機同士の通信を禁止することができます。
    SSIDに紐づいていることがあります。
    本製品と画像転送するタブレットやPCは、無線LAN子機同士の通信を許可する必要があります。

    本製品をネットワークで使用するためのネットワーク情報を収集します。
    無線LANに参加するネットワーク機器のIPアドレス等のネットワーク設定が、DHCPサーバ等から自動割り当てされているのか、固定で設定されているのか確認します。
    IPアドレス 画像転送するタブレット/PCと同一セグメントのIPアドレス
    サブネットマスク 画像転送するタブレット/PCと通信できるサブネットマスク
    デフォルトゲートウェイ 画像転送するタブレット/PCと同じデフォルトゲートウェイ
    (ルータ等のゲートウェイ機器のIPアドレス)

    収集いただいた情報より、本製品の無線LAN設定を行います。
  1. 本製品のWebページを表示します。
    ログイン画面が表示されます。「ログイン」をクリックします。
  2. 左メニューにある「基本設定」-「基本」をクリックします。
  3. 下記の各種設定を行います。

    機器設定
    ネットワークモード “Wireless only(STA)”に変更します。


    TCP/IP 設定
    DHCPクライアント IPアドレスを自動取得する場合は、”ENABLE”
    指定のIPアドレスを利用する場合は、”DISABLE”
    IPアドレス 本製品のIPアドレスを入力します。
    サブネットマスク 本製品のサブネットマスクを入力します。
    デフォルトゲートウェイ 本製品のデフォルトゲートウェイを入力します。


    無線LAN基本設定
    SSID 既存の無線LANアクセスポイントのSSIDを入力します。
    ネットワーク認証 認証方式を選択します。選択で暗号化設定の表示が変わります。


    暗号化設定
    WEP “OFF”で暗号化なし
    “ON”でWEPでの暗号化を有効にします。
    キーインデックス 使用するWEPキーの番号(1~4)を選択します。
    WEPキー1~4 WEPキーを入力します。
    5桁もしくは13桁の英数文字、10桁もしくは26桁の16進数の値になります。


    WPA/WPA2設定
    暗号化方式 “TKIP”、”AES”、”AUTO”のいずれかを選択します。
    共有キー 8~63文字の場合は、英数文字列を入力します。
    64文字の場合は、16進数を入力します。

    以下、本製品の設定画面です。
    無線LAN設定を暗号化なしで設定した場合


    無線LAN設定をWPA2-PSK-AESで設定した場合

  4. 設定した後、本製品の設定画面の右下にある「設定更新」をクリックします。
  5. 左メニューの「メンテナンス」-「再起動」をクリック、再起動画面を表示します。
  6. 再起動しますか?で「はい」をクリックし、本製品の再起動を行います。

    本製品の電源OFF/ONでも再起動できます。
もし無線LANアクセスポイントに無線LAN接続できなかった場合、本製品を初期化し、再度設定を行う必要があります。

情報更新日:2015年03月25日