SX-PCEAC2 動画紹介
なぜi.MX8はQCA6174ベースのSX-PCEAC2に最適なプラットフォームなのか
高度なメディア処理技術や、セキュアなドメインパーティショニングと、画期的な画像処理技術を搭載するi.MX8シリーズのアプリケーションプロセッサは、マルチディスプレイアプリケーションや、産業用システム、映像、HMI、シングルボードコンピュータに技術革新を起こし、高性能でメディアを多数搭載したモバイル機器や、ミッションクリティカルな産業アプリケーション・医療機器などに最適なプロセッサです。
アプリケーションプロセッサのi.MXシリーズのなかでi.MX8は高い性能を誇ります。マルチコア処理に対応しており、4つのCortex-A53プロセッサを1.5GHzで動作させ、リアルタイム用にCortex-M4も搭載しています。i.MX8は非常にパワフルで、HDディスプレイであれば4台、または、4Kディスプレイであれば1台に対応し、HDオーディオストリームでは20チャネルに対応しています。
i.MX8にはその処理技術に適した通信デバイスが不可欠となりますが、QCA6174をベースとしたSX-PCEAC2はi.MX8の無線接続に最適なモジュールです。i.MX8とSX-PCEAC2の組合せで対応できるアプリケーションには以下のようなものがあります。
ターゲットアプリケーション:
- 車載インフォテインメント:計測機器、ヘッドユニット、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、後部座席用エンターテインメント、フルデジタルコックピット(eCockpit)
- 高度な産業用ヒューマンマシンインタフェース(HMI)と制御
- シングルボードコンピュータ
- 住宅・ビル
サイレックスの最新の動画では、i.MX8の無線接続においてサイレックスのSX-PCEAC2が最適である理由を説明しております。また、主要な優位性や利点として、SX-PCEAC2の性能や、サイズ、モジュラー認証、高品質なサポートも動画の中で紹介しております。詳細は動画をご覧ください。
QCA6174ベースモジュールSX-PCEAC2発売開始
クアルコム製QCA6174チップセット搭載の最新Wi-Fiモジュール、SX-PCEAC2をリリース致しました。デュアルバンドのIEEE 802.11ac Wi-Fi/Bluetoothモジュールで2x2、Wave2、MU-MIMOに対応しています。最大867Mbpsのスループットが可能な本モジュールは小型・高性能を必要とするアプリケーションに最適です。また、形状も複数ご用意しておりますので、お客様の様々な開発ニーズにお応えいたします。
表面実装モジュール:
M.2 LGA1216タイプの表面実装モジュールは市場最小クラスのフットプリントとなります。
ハーフミニカード:
ハーフミニカードの形状は、レガシーのPCIe無線を最新のIEEE 802.11acへアップグレードされたいお客様に最適なオプションです。
QCA6174チップセットをベースとしたSX-PCEAC2は組込みに適したモジュールで、医療機器やセキュリティシステム、産業用アプリケーション、PC、デジタルサイネージなど多くのアプリケーションでご利用頂けます。
特徴:
- IEEE 802.11acデュアルバンド
- Wave2、MU-MIMO対応
- 多様なニーズにお応えする様々な形状
- 最大867Mbpsの超高速データ転送
- IEEE 802.1x認証を含むエンタープライズセキュリティ
- モジュラー認証(FCC/IC、ETSI、TELEC)取得済み
- サイレックスの上質なサポート
評価プラットフォーム:
当社はNXP社製i.MXシリーズに対応したWi-Fi やWi-Fi&Bluetoothコンボモジュールを幅広く提供しております。SX-PCEAC2の高スループットと高パフォーマンスを最大限に活用いただけるようNXP社とパートナシップを結び、i.MX8シリーズとペアでご利用頂けます。
ソフトウェアサポート:
サイレックスでは本モジュールをLinuxやAndroid、Windows OS向けの様々なOSに対応させたドライバをご用意しております。クアルコム社との強力なパートーナシップを通じて無線ファームウェアのソースコードも入手できるため、サイレックスの優れたサポートサービスではバグ修正や機能・性能向上、お客様特定のプラットフォームへの移植も行っております。
こちらの動画では、広い帯域を必要とするアプリケーションでSX-PCEAC2を使う利点を説明しています。ぜひご覧ください。
SX-PCEAC2の評価方法
SX-PCEAC2は、Qualcomm社製QCA6174A-5無線チップ搭載の2x2、Wave 2 MU-MIMOを特徴とする製品です。デュアルバンド対応IEEE 802.11 a/b/g/n/acモジュールでBluetoothにも対応しており、小型で高性能な無線通信を必要とするデバイスを対象に設計されています。SX-PCEAC2はHalf-Miniカードタイプとなっており、NXPのBSP、又は、サイレックスの評価イメージを使ってi.MX8での無線評価を簡単に行えるようになっております。
1.NXP BSPを使用する場合
NXPのi.MX8Mにはath10k無線LAN ドライバがLinux BSPに同梱されています。この一般ドライバに使用されているボードデータファイルは、オンボード無線モジュールやサイレックスのSX-PCEAC2で最高性能を出せるような最適化はされていませんが、動作に問題は無く、最も簡単に評価できる方法です。(性能や量産目的での評価には推奨しません)
2.サイレックスの評価イメージを使用する場合(推奨)
サイレックスではath10k無線LANドライバを使用した評価イメージを提供しており、以下の利点があります:
- 基本的な無線機能、無線セキュリティ、データスループットをテストできるツールの提供
- 最適化されたボードデータファイルを含み、サイレックスのモジュラー認証が使用可能
- APモード機能が使用可能
プラットフォーム詳細
プラットフォーム | NXP i.MX8M 開発ボード (MCIMX8M-EVK) |
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OS | Linux BSP Version L4.9.51_8MQ_GA |
Wi-Fi ドライバ | ath10k (オープンソース) |
評価に必要なもの:
SX-PCEAC2-EVK
NXP i.MX8M 開発ボード (MCIMX8M-EVK)
8GB SDHC Flash カード (サイレックスの評価イメージにのみ必要)
- SX-PCEAC2 評価ユーザガイド
- 評価ソフト (サイレックスの評価イメージにのみ必要)
評価方法の動画:
シンプルな動画で評価方法の手順を紹介しております。