建設工事現場の朝礼システムをワイヤレスで構築
シャープオフィスレンタル株式会社様

シャープオフィスレンタル株式会社は、法人向けにOA機器やサイネージ製品のレンタルサービス事業を展開しています。
近年、工事現場や建設現場で「屋外サイネージ用大型ディスプレイ」の利用が広がっていますが、現場での利便性を高め、お客様がよりディスプレイを使いやすくなるよう、タブレット端末の画面を無線でディスプレイに簡単投影できるサイレックスのワイヤレスプレゼンテーションボックス『Z-1』を導入しました。
導入企業 | : | シャープオフィスレンタル株式会社 |
導入場所 | : | 全国の建設工事現場 |
導入製品 | : | ワイヤレスプレゼンテーションボックス Z-1 |
導入時期 | : | 2020年2月より |
導入台数 | : | 40台 |
iPadと連携できる無線の映像伝送機器が必要
ひと昔前までは、拡声器を使った朝礼、ポスターや貼り紙、紙の図面を作業員が確認するといった風景が常でしたが、国土交通省が提唱する「i-Construction」の一環で、建設工事現場でのICT化が加速しています。タブレット端末やスマートフォンの普及で、デジタルデータが建設工事現場で活用されています。
建設工事現場では、毎日朝礼を行います。朝礼を進行するのも施工管理者の重要な業務の1つです。朝礼では、当日の作業内容や施工計画、事故や災害対策への再確認と意識の向上を確実に共有するため、タブレット端末内にある図面、現場で撮影した画像や映像などを大型ディスプレイに投影し、全員がもれなく確認できるようになりました。ところが、多くの現場で採用されているiPadの画面をディスプレイに投影するシステムに関しては課題や要望がありました。
- 工事現場での配線は極力減らし、安全性を高めたい
- iPad(iOS)に対応
- 簡単に屋外での無線環境を実現
- 現場だけの独立したネットワーク環境
- トラブル時のサポート体制

日々変化する朝礼場所でも安定した画面投影が可能
サイネージだけでなく付加価値のあるサービスへ
もともとディスプレイは情報サイネージ用途としてのみ利用されていましたが、ディスプレイ内部に様々な機能を付けて付加価値を高めていく取り組みをしています。その1つにタブレット連携がありました。
実は、『Z-1』を導入する前は他社製のメディアストリーミング端末を利用していたのですが、現場で製品トラブルが発生した際にメーカーに問い合わせても満足な回答を得ることができず、対応も遅かったりと課題が多くありました。頻繁にあるバージョンアップで接続できなくなることもあり、困っていたところサイレックスの『Z-1』を知りました。『Z-1』利用以降、投影がより安定して使えるようになったと感じています。
今は建設工事現場で朝礼時にラジオ体操の映像を流したり、現場管理者が各作業員に対して作業内容を説明する際に資料を投影するのみですが、今後は朝礼だけでなく、日々の打合せで3D図面を共有したり、リアルタイムに施工スケジュールを確認したりと、ディスプレイの活用の幅を広げてきたいと考えております。

シャープオフィスレンタル株式会社
営業推進部 課長
根岸 康浩 様
