ケーシング(箱詰め)機の稼働ロギングを支援

  • 工場
  • 遠隔監視
  • 運用管理向上

株式会社イシダ様

株式会社イシダ様

株式会社イシダ 滋賀事業所

京都府京都市左京区に本社を置く主に業務用の計量・包装機の製造販売をおこなう企業で、産地から食品製造・加工、物流、小売までを網羅し、安全・安心な「食のインフラ」を提供する機械メーカです。

導入製品 映像対応 シリアル・CAN/無線LANブリッジ GDM-3250

お客様(エンドユーザ)の困りごと

ケーシング(箱詰め)機の新規導入と安定稼働にあたっては、工場ライン上流の計量装置やコンベアなど各種機械との連携が必要。
ケーシング機は、物理的にモノを掴んで箱詰めするため、お客様固有の物品形状はもちろん、上流から流れてくる際の向きや位置なども考慮し機械を制御しなければなりません。そのためには、機械やセンサが出すエラー情報だけではなく、エラーが発生した際の周辺状況も確認する必要がありますが、作業員が常時機械を監視するわけにもいかず、エラー時の原因解析と対応に時間がかかっていました。

お客様(エンドユーザ)の困りごと
イシダのケーシリング機

「GDM-3250」で解決できること

サイレックス社製「GDM-3250」は、作業車両や搬送・製造機器など産業機械の稼働情報や周辺映像を無線LANで伝送するブリッジです。
「GDM-3250」のレコーダ撮影機能を活用することで、機械側で発生したエラー情報(トリガー)をRS-232Cで本機に通知。エラー発生前後の機械稼働映像をGDM-3250に接続した最大4つのカメラで自動記録することで、機械内外の映像を同時に蓄積し確認できます。
本機能を活用することで、不意の機器停止などのトラブル解析や復旧作業の短縮を可能にします。

活用イメージ

導入効果

工場に設置される機器には、通常のオフィスより厳しい耐環境性が求められ、また、有線LAN配線の工事も一般オフィスに比べ、高額な費用が必要です。
また、搬送ラインの複数個所の映像撮影を行うにあたっては、電源の確保も考慮しなければなりません。
「GDM-3250」は、車載取り付けも可能な耐環境性をサポートしているため、工場内でも安心して利用できます。また、無線LANを活用することで、高額な有線LANケーブルを敷設しなくても映像データを取り出すことができ、更に、上流工程を含む工場ラインの異なる4カ所を1台の「GDM-3250」で取得できるため、電源確保も容易で、導入コストを抑えることができます。
映像データはファイルサイズも大きくなり取り出し・共有に手間がかかります。
「GDM-3250」は機械側のエラー情報を「GDM-3250」のRS-232Cインタフェースで受信、エラー前後の映像のみを記録することで、内蔵ディスクの効率利用や短時間でのデータ伝送を可能にします。更に、イシダ様では、自社クラウドサーバを経由し、エラー情報と映像をセットで技術部門と共有することで、リモートでの原因解析と迅速な機械制御の調整を行い機械ダウンタイムの削減を実現されました。

活用イメージ

お客様の声

イシダのケーシング機は、お客様ニーズに合わせた仕様の実現と手厚いサポート体制で好評を頂いています。
他方、導入時にお客様に併せた調整が必要で、いかにそれらのサポートを効率かつ迅速に行うかが課題でした。
今回、自社開発のクラウドシステムと「GDM-3250」を組み合わせることで、この課題をクリアすることができ、お客様からも高評価を頂けました。
今後、今回のシステムを機械のサービスメニューとして展開していくことで、お客様の生産性向上をサポートしていきたいと思っています。

株式会社イシダ 安部様

株式会社イシダ
第三開発部 システム開発二課
係長 安部 洋一郎 様

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