工場DXに無線LANは必須?
産業機器の無線化事例
製造現場のDXを進めるうえで、無線LANはもはや“あると便利”ではなく“なくてはならない”存在に。本記事では、手作業工程の品質向上やレイアウト変更の柔軟性を実現する無線化の最新事例をご紹介します。
現場のリアルな課題
製造現場では、工程の効率化や品質改善といった課題が常に付きまといます。
例えば、手作業の工程ではミスを低減させるために熟練者のダブルチェックを実施するなど、多くの時間を必要とします。
また、工場では生産性向上のためにレイアウト変更が頻繁に行われますが、有線LANではそのたびに配線工事が必要となり、数十万円以上のコストや休日を利用した移動作業など負担が大きいことが課題です。
今回は、こうした現場の課題を解決する製品 「RICOH SC-20」と、本製品に搭載されているサイレックスの組込み無線LANモジュール「SX-SDMAC」2つの採用事例をご紹介します。
【手作業工程の品質向上】
RICOH SC-20がもたらす「組み立て不良ゼロ」
作業検査カメラ RICOH SC-20は、人の手作業をリアルタイムで監視し、正しい動作を瞬時に判定。誤りがあれば即座にフィードバックすることで不良率をゼロに近づけ、作業者のチェックにかかる負担を低減する画期的な製品です。
本製品はサイレックスの自社工場でも導入され、導入工程では組み立て不良率ゼロという成果を実証しました。
■ 手作業工程の効率化実例を読む

組立不良ゼロを実現!
「まるで作業者の隣に管理者がいるような環境に」
リコーPFUコンピューティング株式会社 様のページへリンクします。
【レイアウト変更の負担低減にWi-Fiを活用】
開発担当者が語る無線LANモジュール選定理由
RICOH SC-20は無線LANとBluetooth®を内蔵しています。無線ネットワークは有線LANなどのケーブルを使用している場合と比較して、レイアウト変更時に再配線する時間やコストを軽減できることから、工場での需要が高まっています。また、今後利用拡大が期待されている検査データを活用したトレーサビリティ確保や品質改善する上でのネットワーク基盤としても重要です。
しかし、産業用機器の無線化開発には一般の機器と異なる厳しい条件が求められます。
数ある選択肢の中でサイレックスの組み込み無線LANモジュールが選ばれた背景には、製品仕様の他に、無線認証・開発サポートなど、開発現場が重視する要素がありました。
<産業機器の無線化に必要な条件>
- 小型化
- 長期供給性
- 各国の無線認証取得
- 開発を効率化する専門家のサポート
■ 現場におけるWi-Fiの活用と、無線化開発のリアルなエピソードを知る
これからの製造現場
柔軟な工場レイアウトとデータ活用で進化を加速
無線ネットワークへの対応は便利さだけでなく、工場DXを加速する基盤です。レイアウト変更の自由度、リアルタイムデータによる品質改善、作業の効率化。無線LANによりこれらを実現することで、現場はより柔軟に、品質向上を追及していけるでしょう。
■ 機器の無線化を検討しているけれど、「何から始めればよいのだろう?」とお悩みの方へ
まずはWi-Fi規格の特長について簡単に理解してみませんか。
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Wi-Fi 6/6E or Wi-Fi 7 今選ぶべきWi-Fi規格は何か
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ライタープロフィール
塩見 麻衣
サイレックスで組込み無線LANモジュールの販売促進を担当しています。
「難しそうな技術をわかりやすく」をモットーに、マニアックなWi-Fiの世界を解説します。
