組込み・エッジ・IoT開発EXPO 2026
出展報告
「切れない無線+エッジAI技術」で示した、
サイレックスの次のステージ
2026年4月8日(水)~10日(金)に東京ビッグサイトで開催された「組込み・エッジ・IoT開発EXPO」に出展しました。
本展示会は、組込み技術、エッジコンピューティング、IoTの最新動向を一堂に集める国内最大級の展示会です。
多忙な年度初にもかかわらず、期待を上回る多くの方にご来場いただき、誠に有難うございました。
サイレックスとしても、多くのお客様・パートナーの皆様と直接意見交換できる、貴重な機会となりました。

出展コンセプト:切れない無線+エッジAI技術
今年のサイレックスブースのコンセプトは「切れない無線+エッジAI技術」です。
従来の強みであるWi-Fiを中心とした無線技術に加え、エッジAIを組み合わせることで、
「無線の会社」から「無線とエッジAIの会社」へ
という進化の方向性を、具体的なデモを通してお伝えしました。
デモ1 : 作業と感情"同時AI解析"デモ
Qualcomm Dragonwing QCS6490搭載のシステムオンモジュール『EP-200Q』上で、
- 作業状況を捉えるカメラ
- 作業者の表情を捉えるカメラ
からの画像をAI処理してリアルタイムにモニタ表示すると同時に、それぞれのAI推論結果をオンプレミスサーバーへ無線で通信し、2つの推論結果を関連付けて分析するデモを展示しました。

EP-200Qの高いAI処理性能を活かし、複数カメラ・複数AIを1台のエッジデバイスで完結できる点や、Wi-Fiを使うことでエッジとオンプレミスを役割分担させたシステム構成に、多くの関心が集まりました。

デモ2 : ロボティクスへのエッジAI適用デモ
―画像認識から制御までをエッジで完結 ―
『EP-200Q』での画像処理結果をもとに、ロボットアームがタスクを自動実行するデモです。
- 「大量データをどう学習させるか」
- 「エッジデバイスに最適な推論モデルをどう作るか」
- 「エッジデバイス稼働後の再学習をどう行うか」
といった実装段階での課題に対し、サイレックスがMLOpsを活用して最速でエッジAI製品開発を伴走できる点を強調しました。

EP-200Q-EVKとEdge Impulseを用いたエッジAIアプリケーション開発の概要を紹介します。マシンビジョン・アプリケーションを例に、コンセプトを迅速にプルーフ・オブ・コンセプト(PoC)プロジェクトへと転換する方法について解説します。
「EP-200Q-EVKによるエッジAIアプリケーション開発スタートアップガイド」
デモ3 : 画像解析とLLM融合デモ
― エッジで自然言語AIまで扱う時代へ ―
NXP提供のi.MX95とAIアクセラレーターAra-2を用いた構成で、映像解析とLLM(大規模言語モデル)をエッジで連携させるデモを展示しました。
- 動画から物体を検出
- 動画内容をテキスト化
- 過去・リアルタイム映像に対する質問にエッジAIが回答
といった一連の流れを、実際に体感いただきました。


サイレックスは今回の展示会に先んじて、i.MX95を搭載したシステムオンモジュール『EP-200N』の開発を発表しています。
i.MXシリーズは医療・産業向けプラットフォームとして広く使われているSoCであり、その最新技術を採用したi.MX95は、次世代の製品開発の主役となるSoCとして期待されています。
今回、i.MX95にAIアクセラレーターAra-2を組み合わせることでEP-200Nの拡張性を示し、医療・産業向けプラットフォームとしての将来性を発信しました。
デモ4 : Wi-Fiを応用した位置測位デモ
― 無線技術による新たな付加価値創出 ―
サイレックス独自アルゴリズムにより、展示会場という難しい環境下でも、誤差1m以内の測位精度を実現したWi-Fi位置測位デモを実施しました。
Wi-Fiモジュールやブリッジをすでに採用いただいている医療・産業分野のお客様に対し、クラウドサービスと組み合わせた新たな価値提案として、多くの反響をいただきました。

Wi-Fi Location™ の詳しい情報はこちらから
今後に向けて
今回の展示を通じて、「無線」と「エッジAI」を組み合わせたソリューションに対する市場の期待を、改めて強く実感しました。
サイレックスは今後も、
- Wi-Fiをコアとした技術・製品開発の加速
- 医療・産業に特化したエッジAIプラットフォームの拡充
- パートナー企業との連携による価値創出
を通じて、お客様の課題解決に貢献していきます。
展示内容にご興味をお持ちの方、個別に議論をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示内容にご興味をお持ちの方、個別のご相談をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ライタープロフィール
綱嶋 和也
無線技術の可能性に魅了され、「切れない無線空間」をグローバルパートナーやお客様とともに創り上げることに情熱を注いでいます。どんな環境でも、誰もが安心してつながれる世界を目指し、技術とアイデアを磨き続けています。
人と人、文化と文化、想いと想いが交わることで、新しい価値が生まれます。その架け橋となる無線技術を通じて、多様なつながりを支え、より豊かなコミュニケーションを実現したいと思っています。
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