6GHz帯でつながらない! ~PSCの盲点~
6GHz帯は高速通信を可能にする一方で、「端末が6GHzにつながらない」という課題が現場で多く報告されています。これは製品の不具合などではなく、6GHz帯特有のネットワークの見え方が影響していることがあります。
6GHz帯で「つながらない」理由はどこにあるのか
Wi‑Fi 6EやWi‑Fi 7の導入が進む中、多くの方が通信速度や帯域幅、MLOといった機能に注目されているのではないでしょうか。
確かに6GHz帯は従来のWi‑Fiと比較して利用可能な周波数資源が豊富であり、高速かつ低遅延な通信環境の実現に大きく貢献します。
一方で、実際の評価や導入の現場では少し異なる声を耳にすることがあります。
「対応端末なのに6GHzで接続してくれない」
「PoC環境では問題なかったのに、本番導入後に思ったような結果にならない」
「APは正常に動作しているのに、特定の端末だけ挙動が違う」
こうした現象は、必ずしも製品の不具合や相性問題が原因とは限りません。

6GHz帯で重要になる“PSC(Preferred Scanning Channels)”とは
6GHz帯では、これまで以上に「クライアントがどのようにネットワークを発見するのか」という観点が重要になります。ネットワーク設計時には、スループットやチャネル利用効率だけでなく、端末側からどのように見えているのかという視点も考慮する必要があります。
重要なキーワードのひとつが、PSC(Preferred Scanning Channels)です。
PSCは、クライアント機器が6GHz帯のアクセスポイントを効率的に発見するために利用する仕組みです。必須要件ではありませんが、クライアントの実装によっては接続性や発見性に影響する場合があります。
6GHz対応製品に関わる方へ
今回ご案内させて頂くホワイトペーパーでは、
・PSCとは何か
・なぜ6GHz帯でPSCが重要になるのか
・Primary 20MHzとの関係
・6GHz帯 Wi‑Fi環境設計ポイント
について、できるだけ分かりやすく整理しました。
Wi‑Fi 6E / Wi‑Fi 7対応製品の企画・設計を行う方、製品評価やPoCを担当する技術者、顧客提案を行うFAEや営業技術担当者など、6GHz帯対応製品に関わる幅広い方々に向けて、「実際の環境で期待通りの接続性を実現するために何を考えるべきか」をまとめています。
Wi‑Fiの世界では、通信性能が注目される一方で、その性能を発揮するための前提条件について語られる機会は決して多くありません。しかし実際には、「速く通信できること」と同じくらい、「適切に発見されること」が重要になる場面があります。
6GHz帯対応製品の開発や評価に携わる方はもちろん、これからWi‑Fi 7環境の導入を検討されている方にも参考にしていただける内容となっています。
6GHz帯対応製品の企画・設計・評価・導入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
- Preferred Scanning Channelsを正しく理解する -
6GHz帯は、Wi-Fi 6EおよびWi-Fi 7の価値を支える重要な帯域です。一方で、利用可能なチャネル数が増えることにより、端末が6GHz APをどのように発見するかという観点も重要になります。そこで注目されるのが、PSC(Preferred Scanning Channels)です。
本ホワイトペーパーでは、PSC の基本的な考え方、6GHz 帯における探索性の留意点、ネットワーク設計時に確認したい項目を整理します。
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ライタープロフィール
真木 雄大
インフラ・コネクティビティ製品の企画を担当しています。
日々進化する通信技術を、現場のリアルな課題解決にどう活かすかを意識しながら、製品を企画しています。
変化を前向きに捉え、挑戦を楽しむ姿勢を忘れずに、日々の業務に取り組んでいます!
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