IoT・エッジコンピューティングEXPO 2025
出展報告
サイレックス・テクノロジーの挑戦と革新
2025年4月23日から25日にかけて東京ビッグサイトで開催された【IoT・エッジコンピューティングEXPO】に、サイレックス・テクノロジーは最新のIoTソリューションを携えて出展しました。
今回の展示では、Edge AI SoM、Wi-Fi 7モジュール、AMC Cloudという3つの革新的な製品を紹介し、各製品の動態デモを実施。多くの来場者の関心を集めました。
展示の目玉:3つの最先端ソリューション
1. Edge AI SoM:サイレックスの新たな挑戦
サイレックスが初めて挑戦するEdge AI分野。今回出展したQualcomm® Dragonwing™ QCS6490を搭載したSystem on Module (SoM)「EP-200Q」は、産業用のエッジデバイスにAI処理能力を組み込むことを可能にし、消費電力を抑えながらも、リアルタイムな画像分析処理を実現します。デモでは、Edge AIデバイスで4台のカメラの画像を分析することでエリアごとの混雑状況をリアルタイムに可視化し、デバイスとしての性能の高さと完成度に驚きの声をいただきました。
2. Wi-Fi 7モジュール:超高速・安定通信の次世代無線通信
サイレックス・テクノロジーが2025年6月よりグローバルリリースするWi-Fi 7モジュール『SX-PCEBE』は、より高速で安定した接続性を提供します。これにより、お客様である機器メーカは、次世代ワイヤレス技術を組み込んだ製品開発を加速できます。展示会では、オリジナルのカメラを使って、電波が混雑した環境での6GHz帯による高速通信を実際に体験いただき、ヘルスケアや産業オートメーションなど、幅広いユースケースの方々に好評をいただきました。
3. AMC Cloud:クラウドベースの無線デバイス管理
IoT機器の無線接続をクラウド上で効率的に管理するための『AMC Cloud』。このソリューションを活用することで、遠隔からの無線機器のモニタリングや制御が可能になるだけでなく、その無線機器がどのような通信を行っているか、無線切断の予兆はないかなどがわかり、システムの運用者の業務を格段に容易にします。デモでは、実際の無線デバイスや無線機器の環境をクラウド経由で監視・制御する様子を披露し、運用管理をシンプルにしたいと考える製品企画担当者に高く評価されました。
展示会の反響と今後の展望
会期中、多くの企業の技術者・製品企画担当者がブースを訪れ、動態デモを通じて実際の活用イメージをつかんでいただきました。特にEdge AI SoMの革新性、Wi-Fi 7の高速性、AMC Cloudの管理の容易さに対する関心の声が多数寄せられ、具体的な導入検討の相談もいただいています。
今後もサイレックス・テクノロジーは、無線技術とAIの融合を推進し、新たな価値を創出する製品開発を進めていきます。皆様の製品企画に、ぜひ当社のソリューションをご活用ください!
ライタープロフィール
綱嶋 和也
無線技術の可能性に魅了され、「切れない無線空間」をグローバルパートナーやお客様とともに創り上げることに情熱を注いでいます。どんな環境でも、誰もが安心してつながれる世界を目指し、技術とアイデアを磨き続けています。
人と人、文化と文化、想いと想いが交わることで、新しい価値が生まれます。その架け橋となる無線技術を通じて、多様なつながりを支え、より豊かなコミュニケーションを実現したいと思っています。
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