課題解決実例
産業向けドラレコで生産現場をスマートに!

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生産現場では、これまで人が行ってきた作業を効率的かつ省人化を進める手段として自動化が進んでいます。単純作業の高速化、生産性アップなど自動化が進む一方で、システムエラーやヒューマンエラーによるトラブルが発生することがあります。せっかくの自動化が生産効率の低下や品質問題につながることも…。そんな課題を解決するのが「産業向けドラレコ」です。

映像記録の有効性

システムトラブルの原因を特定するには、まずログを確認します。しかし、ログだけでは「何が起こったのか」は分かっても、「なぜ起こったのか」までは分からないことが多いのではないでしょうか?

トラブル確認をしようとするが…

・エラーが再現しない
・人が見ていない時に限ってエラーが起こる
・装置の構造上、見たいところが見えない

そこで、映像による記録が大きな力を発揮します。産業向けドラレコは、トラブル発生時の詳細な状況を確認でき、迅速な原因追及と対策が可能になります。

 

産業向けドラレコとは

産業向けドラレコは、生産現場の映像を記録・配信する装置です。ドラレコは必要な映像のみを保存できるのが大きな特徴です。サイレックスでは、産業向けドラレコ「RM-100RC」というネットワーク対応の産業向けドラレコをお客様にご提案しています。
 

カメラ取付

活用シーン

産業向けドラレコ「RM-100RC」はこのように活用されています。

活用シーン①:簡単に映像を撮り貯めたい

・簡単設置&電源ONで自動録画開始
・LANケーブルでカメラ接続 → 面倒な設定は不要
RM-100RC は、本体ユニットとネットワークカメラで構成されています。本体とカメラは、一般的なLAN ケーブルで接続でき、弊社の標準カメラなら、本体に接続するだけで設定は不要です。電源を入れる、約1分後には常時録画が始まります。特別なケーブルや複雑な設定なしで、簡単に映像データを記録できます。

 

活用シーン②:エラーの瞬間を記録したい

・トリガ録画でエラー前後を自動保存
・デジタル入力やネットワーク経由でトリガ可能

トリガを活用すれば、エラー発生時の前後映像を保存できます。トリガの前後の映像が自動で切り出されるため、必要なシーンだけを効率的に確認できます。トリガは、本体のデジタル入力ポートからの信号入力や、ネットワーク経由でのコマンド送信で作動します。

 

活用シーン③:遠隔監視したい

・ネットワーク経由で遠隔から映像確認
・Wi-Fiを活用したリアルタイム配信
本体内に映像データ保存(初期設定7日間)
ネットワーク経由で離れた場所からリアルタイム映像を確認可能です。Wi-Fi接続により、タブレットやスマホでも映像の確認ができます。
また、映像データは、初期設定で約7日間、本体内部に保存されます。データの取り出しは、本体の Web ページ操作または本体の Windows ファイル共有機能を使用可能。必要な部分だけを後から取り出し、パソコンなどで簡単にチェックできます。

 

活用シーン④:機器の動作状況を記録したい

・ラインの長時間記録&データの自動転送
・映像データとログを組み合わせた分析の実現
映像データをファイルサーバなどに自動転送し、ログと映像を組み合わせることで、トレーサビリティの強化を実現します。

 

活用シーン⑤:メンテナンス作業の教育に活用したい

・4台のカメラを1画面で録画

最大4台のカメラを接続可能。普段見えない場所や見づらい箇所へのカメラ配置はもちろん、自動化されたエリアの複数視点での監視や、生産工程ごとの同時確認が可能になります。
また、作業者の手順を記録しトレーニング用教材や正しい作業手順の共有にも活用できます。

 

RM-100RC の特長まとめ4台のカメラを1画面で録画

まとめ

ドラレコ導入によるBefore – After をまとめるとこのようになります。

産業向けドラレコ「RM-100RC」は、エラー原因特定、遠隔監視、人材教育など多くの課題を解決します。既存装置へのレトロフィットも可能で、さまざまな現場で活躍しています。今後も導入事例を紹介していきますので、ご期待ください。

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ライタープロフィール

辰己 雅一
20年以上ソフトウェアエンジニアとして従事した後、現在は製品企画業務に携わっています。
組込みシステム、スマホアプリ、クラウドなど、幅広い開発経験を生かし、日々試行錯誤しながら業務に取り組んでいます。

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