サイレックスの広報ブログ

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第4回 IoT/M2M展 切れない無線を目指したソリューション出展

2015年5月27日 09:41
広報担当
こんにちは、広報担当です。
今回は、2015年5月13日から15日の3日間開催された、第4回 IoT/M2M展についてレポートします。

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今年もサイレックスブースは村田機械との共同で出展を行いました。サイレックス側の出展ゾーンは大きく分けて3つのエリアで構成されています。

① 32インチ9面のビデオウォール
ブースから遠く離れた場所からも見える正面の壁に32インチ9面のビデオウォールを展示しました。
各ディスプレイの背面には5月12日発売の『X-5SR』が設置されています。本製品は業界で初めて機器間ワイヤレス同期を実現しており、こうしたソリューションでよく使われる高価なセットトップボックスや、それらの機器間の配線を代替するものです。
サイレックスブース全体のコンセプトを大画面でアピールし、集客につなげることも展示のねらいの一つです。
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② 『切れないIoT』コネクティビティ
IoTの進展に伴って様々なセンサがネットワーク化され、検知した情報を取得・表示したり、その情報に基づいて遠隔で機器を操作することが想定されます。
サイレックスブースでは、色検知センサ、温度センサを積んだミニチュア列車を走らせ、信号を検知して停止・発進させたり、タブレットに情報表示したりするデモを行いました。
ミニチュア列車に積んだセンサは、当社無線LANモジュール『SX-ULPAN』、『SX-580』を使ってタブレットとワイヤレスで通信しています。

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③ 『切れないIoT』インフラ運用・構築
今回の出展で最も来場者の関心を集めたエリアです。
近年、無線端末やアクセスポイントが街中に普及しており、混雑する2.4GHz/5GHz帯域を使って、いかに切れない無線環境を構築・運用するかが重要な課題になってきています。
5月12日に発売した無線LAN環境調査用デバイス『NX-1』は、製品に電源を入れ、対象の無線LAN環境に設置するだけで、無線LAN電波状況情報を収集し、収集したデータは本製品に搭載する簡易解析機能によりWeb無線ブラウザ上で視覚的に表現されます。従来と違い、専門技術者が高度な解析ソフトウェアをインストールしたPCを現場に持ち込み調査作業をする手間とコストを削減します。

サイレックスブースでは、この『NX-1』を使って、展示会場の無線環境をリアルタイムで表示し、チャネル別の電波空き状況を把握しました。展示会場では多数のブースがそれぞれに無線を使ったデモを行っているため、無線が大変混雑し、スムーズなデモを行うことは意外と難しいと言われています。サイレックスブースでは『NX-1』 を使って電波環境をマネジメントすることによって、これだけ無線端末が集中している環境であっても多数の無線デモがスムーズに行えることを証明しました。

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最後になりましたが、3日間の会期中、多数方に来場いただき、ありがとうございました。サイレックスは『When it Absolutely Must Connect』~つなげたい、そのときに~を掲げ、『無線は切れるもの』という従来の常識を克服するための技術・製品開発を進めています。今後もこうしたプロモーション活動を通じて、『切れない無線』が着実に実現に向かっていることを示していきたいと思います。

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