サイレックスの広報ブログ

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センサーの無線LAN化デモ

2014年8月 8日 10:30
製品企画担当
こんにちは!
製品企画テクニカル担当です。

今回は、センサーの無線LAN化デモのご紹介です。

最近、M2M※とかIoT※・IoE※・ビックデータと言う言葉をよく聞くようになりました。
TVやオーディオの黒物家電、冷蔵庫や電子レンジの白物家電だけではなく、コーヒーメーカ・時計・リモコン、電球、カメラ等々と、世界中に500億台とも言われている機器をNetworkにつなげるのだそうです。家や会社、工場、病院の中で何が一体どうなるのか想像できないですが壮大な試みですね。

※M2M:Machine to Machine
※IoE:Internet of Everything
※IoT:Internet of Things

大抵、これらIoEデバイスと呼ばれるものは、スイッチやLED・センサーをNetwork化したものですが、特にセンサーは種類が多く、思いつくだけでも、温度・湿度・光度・振動・臭い・気圧・加速度・重力・方位・ジャイロ・磁気・赤外線・ガス・色・重さ・歪・電力等と様々です。
これら、センサーデバイスを張り巡らして、観測データを収集・蓄積することで、今まで出来なかった家や建物全体のリアルタイムな環境変化の見える化や行動予測、自動化、遠隔操作と言ったものをというのを実現しようとしています。
※最近めっきり減ってしまいました電子パーツ屋さんでも、センサーが店頭に並ぶようになりました。

そこで、こう言ったセンサーを張り巡らせるのに有線LANケーブルを引き回すわけには行きませんので、おなじみのWi-Fiを使ってNetworkに接続したらどうなるのだろう?と言うことで、実験デモを作っています。

デモ機は、お客様独自に無線LANを使ったアプリケーションを開発頂くために用意しています「SX-IMAPP-SDK」と呼ばれるインテリジェントタイプの無線モジュールにセンサーをつなぎ、取得したデータを無線化・Network化します。

<プログラム>
※プログラムはこんな感じで、比較的に簡単に作れます。

prog.png

実際に、当社が出展した展示会では、加速度・脈拍センサーからのデータを、無線LAN経由でタブレットに送り、リアルタイムにグラフを表示させるだけではなく、ビー玉迷路に仕込んだサーボモータを連動させたり、パンチングゲームと称して加速度センサーをパンチボールに付けて強度測定するといったおもちゃ感覚で紹介しました。

<展示会での様子>


DSC_0956_500.jpg
脈拍センサー

yb.jpg
ビー玉迷路

y3.jpg
パンチングゲーム


センサー単体は単純で小さいものですが、実際に、無線LAN化してみると、新しい使い方やアイディア、発見があり、可能性が見えてきます。次回の展示会では次世代Wi-Fiモジュールを使ったデモをお見せできればと思います。

お楽しみに!

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