プレスリリース

切れない無線のサイレックス、NXPベースのWi-Fi 6 + Bluetooth® 対応無線LANコンボモジュールを発表
- 安定通信、データ通信効率、そして省電力を実現 -

ワイヤレス・テクノロジーのグローバルリーダーであるサイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、無線LANの最新規格IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)に準拠したSDIOタイプの無線LANコンボモジュール「SX-SDMAX」をグローバルで発表しました。NXP社製のIW611チップセットを搭載するSX-SDMAXは、Wi-Fi 6の特長である「通信の安定性」と「データ通信の効率性」、そしてSDIOインタフェースモジュールならではの「省電力性」を兼ね備えており、組込み機器に最適なソリューションです。

SX-SDMAX

SX-SDMAXは、複数のプラットフォームで使用できます。中でもNXP i.MXプラットフォーム用のプラグアンドプレイ無線モジュールとしてSX-SDMAXは理想的な製品です。サイレックスが、カスタムドライバ開発やパッチ適用サービスを提供することで、i.MXプラットフォームを採用されているお客様はドライバの開発や統合の手間を省くことができます。SX-SDMAXの無線機能を評価いただけるよう、NXP社製 i.MX8M Evaluation Kit上で動作する評価環境をご準備しています。

【SX-SDMAXの特長】

  • NXP IW611 チップセットをベースにしたSDIO タイプのWi-Fi 6 + Bluetooth® v5.3 無線LAN コンボモジュール※1
  • ホストインタフェース:無線LAN SDIO3.0対応、Bluetooth® UART
  • 1x1シングルストリーム
  • アンテナ端子:MHF-Iコネクタ1 個
  • 動作環境条件:温度条件 -40~85℃、湿度条件 95%RH以下 (結露なきこと)
  • 無線規格対応(予定) : 日本、アメリカ、カナダ、欧州、イギリス
  • ※1 Bluetooth® 対応予定

SX-SDMAX-2530Sは表面実装タイプですが、評価ボードとしてマイクロSDカードタイプのSX-SDCAX-2530もご用意しています。

改良のため、予告なく仕様を変更することがあります。

 

【 出荷時期と価格 】

出荷時期:2023年8月(予定)
価格  :サイレックスまでお問い合わせください。



NXP Semiconductors社 バイスプレジデント ラリー・オリバス氏からのコメント

サイレックスのようなグローバルパートナーと価値あるエコシステムが構築できていることにより、NXPのお客様はあらゆる産業で最先端のデバイスを構築することができます。サイレックスは、医療機器および産業機器メーカー向けのワイヤレス・コネクティビティにおいて、豊富な経験を有しており、高い信頼性と安全性を必要とするお客様の機器開発の過程で、サイレックスの専門知識とサポートを活用できることは大きなメリットです。

Larry Olivas, Vice President and General Manager
Wireless Connectivity Solutions, NXP Semiconductors

 
 


サイレックス・テクノロジーについて

サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。産業機械、医療機器、ディスプレイ機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。


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