リテール
リアルタイム性が最重視される流通分野などでは、さまざまなニーズに応えるためにネットワーク化が求められています
IT技術の活用がリテールマーケットを大きく変える
ECの台頭以降、顧客ニーズやその変化をいち早く捉え対応していくため有効に顧客データを活用することは、もはやビジネスを成長さえる必要条件になっています。
リアルな店舗においても、いかに販売情報を効果的に収集し、リアルタイムに販売戦略に展開するかが問われ、POSレジやその周辺機器が重要なIoT構成要素になりつつあります。
一方で、デジタル技術を活用して情報を効率的に消費者に届ける方法も大きく進化しています。
店舗ではリアルな商品展示だけではなく、インタラクティブなインフォメーションディスプレイや、消費者が持ち込むスマホ端末との連携、デジタルサイネージといったデジタル技術を活用したものが主流になってきています。
技術的課題とサイレックスのソリューション
空港・交通機関・ホテル・ショッピングモールなどデジタルサイネージの需要はあらゆる場面に急速に広がっています。
設置時の課題は配線工事、安定性、保守性。こうした課題に対し、サイレックスは得意なワイヤレス技術に加え、ハードディスクレスのSTB・独自チューニングのLinux OS採用による自動復旧など特徴ある製品群でソリューションを提案します。
サイレックスのサイネージソリューションは、大型ショッピングセンターのレジ横ディスプレイに採用されています。
複数のディスプレイに、無線LANを使って商品広告や天気や料理などの情報を配信しています。

対面店舗では販売情報をリルタイムに把握するために情報端末のネットワーク化が進んでいます。
サイレックスのエンタープライズセキュリティ対応の組み込み無線モジュールは、POS、はかり、バーコードリーダー、ハンディターミナル、レシートプリンタなどの機器メーカに採用されています。
また、標準的には無線対応していない旧式の機器に対しては、外付けのワイヤレスブリッジを多くの店舗でご利用いただいています。
無線技術の進化がリテール市場の可能性を広げます
オンライン店舗の台頭で、リアルな店舗の意義が問われる時期もありました。しかし、最近ではリアル店舗の場を、単に物を売る場所にはせず、試着体験やエンタメの場として振り切って、磁石のように人を集める体験を提供する場所に活用するなど、リアル店舗の存在価値が増しているようです。
5Gの普及など、無線技術が進化することによって、それを活用した消費者データの収集や、新しい演出の方法が生まれることが期待されています。
サイレックスはこれまで培った無線技術や映像伝送技術を使ってこうしたリテール市場の進化に貢献していきます。