2016年9月2日現在、Windows 10向けの機能追加にあたるAnniversary Updateが提供されています。
このアップデートを適用した場合にGriDRIVEシリーズのソフトウェアにて問題が発生します。
2016年10月19日更新:Windows 10 Anniversary Update対応ソフトウェア一覧にVMSモデルの対応バージョンを追記しました。
現象:
GriDRIVEの通信で使用する以下の2つのドライバーが、Windows 10 Anniversary Updateを適用後に消えてしまう。結果的にGriDRIVEの通信ができずにエラーになる。
- Muratec Virtual Ethernet Adapter
- Muratec IPv6 Virtual Ethernet Adapter
【対応ケース1】Anniversary Update前にGriDRIVE向けソフトウェアを対応バージョン以降にアップデートする。
GriDRIVE向けソフトウェアが、Windows 10 Anniversary Update対応しています。
対応バージョンにGriDRIVE向けソフトウェアをアップデートした後に、Windows 10 Anniversary Updateを適用してください。
※ 未対応のソフトウェアを利用している場合は、ケース2の方法を検討ください。
2016.10.19現在のWindows 10 Anniversary Update対応が完了しているソフトウェア一覧。
VPNモデル | GriDRIVE Client | Ver.5.0.1018以降 |
GriDRIVE Portable | Ver.5.0.1018以降 | |
VMSモデル | GriDRIVE VMS-CM Server | Ver.1.0.1027以降 |
GriDRIVE VMS-TD Server | Ver.1.0.1027以降 | |
GriDRIVE VMS-TD Portable | Ver.1.0.1027以降 |
【対応ケース2】事前にアンインストールしてから、Anniversary Updateを適用する。
以下の手順でAnniversary Update適用することで、正常動作することを確認しております。
- Windows 10 Anniversary Updateを適用する前に、GriDRIVE向けソフトウェアをアンインストール。
- Windowsを一度再起動する。
- Anniversary Updateを適用する。
- 再度、GriDRIVE向けソフトウェア(Windows10対応より後)をインストールする。
GriDRIVE向けソフトウェアは、アンインストールしても設定情報などは消えずに残っています。
よって、再度インストールすると、以前と同じ設定で利用することができます。
【対応ケース3】未対応のソフトウェアが入った状態で、Anniversary Updateを適用してしまった。
この場合はGriDRIVEソフトウェアは(ドライバーが正常に動かず)通信できないはずです。
対応としては、一度Anniversary Updateより前のビルドに戻し、【対応ケース2】の手順で対応ください。
アップデートから10日以内であれば、[スタート]→[設定]→[更新とセキュリティ]→[回復]→[以前のビルドに戻す]より、Windows 10 Anniversary Updateにアップデートする前の状態に戻す事ができます。