最前線から(高田 和俊)
優秀なプログラマーに求められる「対人スキル」
私は、クライアントのプリンタメーカと一緒に、より良い製品づくりを目指す顧客ソリューション業務を担当しています。現在、プリンタに内蔵されたCPUでネットワーク機能を実現するソフトウェアを開発しています。「研究開発者はプログラムを書いてなんぼ」(笑)と思われているふしがありますが、実はそうではありません。コミュニケーション能力も必要です。客先に出向いて顧客のニーズを的確にくみとり、そのニーズに私たちが蓄積した技術で正しく応えなければなりません。また、プログラミングにとりかかるまでの準備、仕様書の作成やクライアントとの調整、作業分担など前の段階でどれだけ煮詰めるかによってその後の苦労の度合いも違ってきますし、製品のクオリティにも差が出ます。単にプログラムを組むだけならば1年目、2年目はいいとしても、そこから先の仕事ができなくなってしまいます。ただ、私たちの部署は開発に特化しているので、入社間もない社員は特にそうですが、客先に出向いて話をする機会が少なくなっているのが現状です。社内だけで仕事をしていても対人スキルは向上しませんから、社外に出ていける人材をどう育てていくかが今後の課題です。
プログラミングは良い文章を書くのに似ている
プログラムを書く才能は、良い文章を書く才能に通じるところがあると思います。簡潔にわかりやすく、誰に何を伝えたいのか。それらをひとつひとつ明確にしていき、どういう形の文章にするのかを決めて書き上げる。プログラムを書くときも同じです。ですから、新入社員にはコミュニケーション能力とともに、文章作成のスキルも磨いてほしいですね。顧客とのやりとりも最近はメールが多くなっているので、文章をきちんと書くことができれば話ベタも多少カバーできるかもしれません(笑)。
就職活動の面接で、ハッタリをいう学生をよく見かけます。自分をアピールする場ですから少々はかまわないと思うのですが、問題はその後です。ハッタリにともなうだけの中身を入社1、2年で埋めるくらいの気概を持って仕事をしてほしいですね。技術畑の人は特に入社してからが本当のスタート。先輩の技術を盗めるだけ盗んで、優秀なプログラマーに成長してほしいです。
最後にひとつつけ加えるなら、サイレックス・テクノロジーにはなぜか女性プログラマーが少ない(笑)。緻密さが要求されるプログラミング作業は女性に向いている面があります。ぜひチャレンジしてほしいと思いますね。
- プリンタとOS、2者間を通訳する仕事(井村 慶崇)
- 1CPUのネットワーク処理にチャレンジ(木村 達矢)
- 誰も試みてないことを最初に手がける、それが楽しい(三浦 秀和)
- 「責任ある仕事を任せてもらえそう」が入社の決め手に(三田 くみ子)










