最前線から(木村 達矢)
1CPUのネットワーク処理にチャレンジ
私は顧客ソリューションチームで、プリンタに内蔵されるネットワークインタフェースカードの開発にあたっています。サイレックス・テクノロジーにはこれまでに開発した標準のプリントサーバがありますので、それに新機能を追加するなど顧客ニーズに合わせてカスタマイズし出荷します。最近の新しい試みには、ソフトウェアだけでネットワーク機能を実現するというものがあります。インタフェースボードをつくらないのでコストダウンにつながり、顧客の要望も増えているのですが、その実現は容易ではありません。プリンタ本体とネットワーク部分がそれぞれの別のCPUで動いていたものを、プリンタのCPUひとつですべて処理しなければならない。プリンタの動きを妨げないようにプリンタ全体の動きや処理のプロセスを把握して、そこにうまくネットワーク処理を割り込ませ、全体が効率よく動く方法を考えていく必要があります。プリンタのファームウェアとネットワークのソフトウェアをミックスして、ひとつのプロダクトにしていくわけですから、先方の技術者と協力しながら開発を進めます。今後はソフトウェアのみで制御する方法と、従来どおりプリントサーバで制御する方法とを並行して行っていくことになると思います。
進みたい方向を見つけて就職活動を
大学の研究室では、プログラム作成やデータ解析、UNIXでの開発などに取り組んでいました。もともとコンピュータが好きで、小学生のころからパソコンで遊んでいました(笑)。ですから就職活動もコンピュータ関係の会社にしぼって行いました。
ソフト開発の現場を何社か見学させてもらったことがあるのですが、技術者が黙々とパソコンに向かっているという会社がほとんどでした。でも、サイレックスは違いました。アットホームな雰囲気で、たとえばわからないことが出てきても周りに気軽に聞ける。人に聞けばあっさりと解決する問題って結構ありますよね。ひとりで考え込んで深みにはまるよりは、みんなで教えあって解決したほうがいい。サイレックスは、先輩、後輩にかかわらず声がかけやすい雰囲気の会社です。
最近は就職活動を開始する時期が早まっていることもあって、大学での研究室が決まる前に会社見学に訪れる学生が多くなっています。なかには自分がどんな分野に進みたいのかもわからないまま就職活動をしている学生も見かけます。不況でたいへんな時代ですが「とにかく就職すること」を目標にしないでほしいと思います。いざ入社して自分の進みたい方向と違っていたら、仕事が苦痛でしかないですから。まずは自分が取り組みたいことがあって、それができるのはどの分野のどんな職種なのかをたどっていってほしいですね。
- プリンタとOS、2者間を通訳する仕事(井村 慶崇)
- 優秀なプログラマーに求められる「対人スキル」(高田 和俊)
- 誰も試みてないことを最初に手がける、それが楽しい(三浦 秀和)
- 「責任ある仕事を任せてもらえそう」が入社の決め手に(三田 くみ子)










